2019年3月31日日曜日

5LEDスタンドライト改造(オマケ付き)


何とな~く買った、この商品・・・パソコンデスクには照明付いてるし、USBで使えるLEDも改造してるので持ってるんですが、これが俗に言う「衝動買い」ってヤツですねw
改造時に使う明かりは、前にUSB線でも使えるように改造したヤツがありますし・・・本当に、何に使うか考えていませんでした。前にUSBで使えるタイプもあったようですが、コレは電池のみ。そう言えば、今はUSBと電池の両方が使えるのがあるようで。ただ、これは電池のみw

ところが・・・前回のスピーカー改造で困った事があった時に一番の手助けとなったのが、この商品を改造した物でした。




スピーカーの改造で一番大変だったのが・・・2度も失敗したハンダ作業でして、特にICチップの足にハンダ付けする時など細かい作業は目が疲れるし、照明も上から照らさなければ影が出来て見えづらい事もしばしば。
以前、作業用に作ったライトだと明るいのですが・・・側面からの光なので、どうしても影が出来たり自分の腕に隠れたりしてたので、その都度 場所を移動させてました。


細かい作業の方は拡大鏡を買ってきて、見えづらい時に手に持って確認してたワケなんですが・・・当然その時は作業が出来ず、拡大鏡を置いてから作業を続けると言う効率の悪さ。

画像の拡大鏡の他にも「スタンドルーペ」と言う商品も買ってはみたものの・・・拡大率が低く、それなら肉眼で見るのと大差ない事、そしてそれが影となって見たい物が見えないと言うオチもありまして、結局は拡大鏡片手に作業を行ってたワケです。




そしてスピーカー改造2回目の失敗後・・・作業に集中する為にも何とかならないかなぁと思いサイトを巡ったら、5LEDスタンドライトをルーペ化している方が居ました。ただ、向こうは先端が丸型の物に対して、自分が購入したのは楕円形型。このサイズに合わせてレンズを買っても見える範囲は知れてます。後は・・・せっかくLEDが付いているのに、配線も来てるのにレンズだけになってしまうムダもあります。サイトの方は周りにLEDを付けているようですが、自分のにはそのスペースすらありません。

どうしようか・・・何とか5LEDスタンドライトと、拡大鏡をニコイチにする方法はないだろうか?

そう悩みながら先駆者のサイトを眺めていて、ふと気づきました。
「5LEDスタンドライトの頭を拡大鏡にすれば良いんじゃね?」とw

そうと決まれば早速使っていた拡大鏡の柄をカットして、縁の隙間から工具を入れて半分づつに分解しました。レンズがガラス製なので周りのプラで挟み込んでいるのは分かりましたが、柄の部分はどうしても外れなかったのでカットしました。まぁ、それが最終的に良い結果となったワケですがw
ちなみに小さい方もレンズなのですが、小さすぎて使いづらい事もありましたので、こちらの方は撤去してココにパワーLEDを仕込もうと思ったワケです。

そのパワーLEDですが・・・当初はズームライトの基板があったので、それを再利用しようと思いましたが、100均ランタンで取り外した放熱板付きのパワーLEDが残っていた事、元々レンズの穴なので両方に開いてる為に放熱にも適すと思いまして、こちらの方に決定しました。

そしてこの位置にパワーLEDを仕込む事で、拡大鏡で覗いた箇所を上から明るく照らす事が出来ますので、これまでの不満点を一気に解消出来ると心の中で確信してましたw

5LEDスタンドライトの方は、不要な頭の部分とLEDを分解して外します。と言っても白い拡散カバーは挟まってるだけでしたがw
ただ、背面の黒い方にはフレキシブルアームが入ってるので、基板から配線を外したあとに引き抜いたような・・・いや、取れなくて根本をカットしたような?
とりあえず頭部分の部品はコレが1セットと言う感じなので、何かの為に取っておきますw


5LEDスタンドライトの頭を取ったところで、今度は拡大鏡と合体させパワーLEDも配線に繋ぎます。

まずパワーLEDを入れる部分には元々レンズを入れる為の段差があったので削り、位置を確かめてからホットンボンドにて固定。次にフレキシブルアーム内にある配線を繋ぎ、根本を少し拡大鏡の枠に入る位置で
固定します。これはUSBフレキシブルCOBの時にもありましたが、抜け防止を考えての事です。

後は拡大鏡の枠にボンドを塗って枠を合わせ、フレキシブルアームを差し込んだ穴にもボンドを入れて接着&固定をします。

本来であれば拡大鏡ははめ込みで合わさっているのですが、一度分解した事でそのまま戻しても隙間が出来てしまったので、今回はボンドで貼り合わせ、はみ出た部分は硬化後にカッターで切り落として仕上げてます。そして、これで拡大鏡とパワーLED部分は完成です。


次にフレキシブルアームの下側を改造する為に4つの爪を外して中身を出し、元々抵抗が付いていた場所には部品取りにあった「ツェナーダイオード」を付けました。これは整流と定格電流を流す事が出来る物なので、コレさえあれば整流ダイオードと抵抗を用意する必要のない便利な物なのですが・・・実はどれぐらいの電流が流れるのか知りませんw
まぁ、使った先は普段は使わない電池なので、問題はないかと思いますが。

そして反対側には4.7Ωの抵抗を介してMicroUSBのプラスへ配線を繋いでいます。MicroUSBは前に作業灯を作った時に使ったtypeCへ変換アダプタをカットした物です。
ちなみに画像を見れば分かると思いますが、反対側には電池蓋の爪があるのでこの位置でないと基板が入らない事と、配線を本体の前後より側面から繋げた方が邪魔にならないだろうと言う判断で、このようになりました。

画像ではキレイに見えますが、MicroUSBの穴は横着してハンダの熱で穴を開けました・・・結果としてカッターで余剰分をカットしなければならなかったので、やはり細いドリルで穴を開けながら拡張するのが良いかと思います。

マイナスはそのまま電池BOXのマイナス端子に繋げ、最後に固定を兼ねてホットボンドで覆います。


MicroUSBの配線を繋いで点灯テストをして問題なければ、次に電池を入れて点灯テストをします。問題無ければ上蓋と合わせて完成なのですが・・・拡大鏡のレンズはガラス製でサイズもあるので重さもあり、台座に電池を入れて置かないと倒れてしまいます。ただ、普段は使用しない電池なので・・・通電しないように平らなマイナス側にテープを貼って絶縁させ、あくまでも重石代わりとしています。テープを外せばそのまま使えるようにツェナーダイオードを使っているので、何ら問題はありません。



さて、実際に使う事を想定しまして・・・まずは壊して不要となったスピーカーの8403アンプを見てみましょう。なお、下に敷いてる白いUSBのフレキシブルLEDは無視して下さいw
この画像では8403アンプの小ささが分かるかと思いますが、上から照らす事でパワーLEDの光量を余す事無く照射出来ていますね。ここまで明るければ影になって見えない事もないでしょう。


そして、この画像が拡大鏡越しに撮った画像です。これだけでも基板の文字やコンデンサの頭に書いてある数字も読めます。またパワーLEDの光が当たる事で暗くて見えないなんて事もありません。両手が空いてますので慣れてくればこの状態でハンダ作業も出来ますから、肉眼で見て作業するより全然楽なんです。


一番の利点は何と言っても、フレキシブルアームによる自由度の高さでしょう。レンズ部分の重さがあるので台座からはあまり遠くに離せませんが、問題はそれよりも焦点を合わせる事でして・・・実は普通の拡大鏡を使っていてもそうなのですが、対象物との距離が合わないとピンボケして、かえって見えないと言う事があります。その点、フレキシブルアームなら対象物の高さに合わせてレンズ部分を動かす事が出来るので、焦点を合わせやすいです。それに、過去に紹介した吸盤式の100均ピンバイスと併用して使えば基板も固定されるので、細かなハンダ作業が捗ります。

明るさに関してもパワーLED1灯でこの明るさでも放熱板が剥き出しなので熱も問題なく、またフレキシブルアームで自在に動くので・・・拡大鏡を通して見なくても、照らしたい場所に容易に移動できます。
この改造のおかげで、前に使った作業灯は不要となってしまいましたが・・・今度はコレが細かい作業の必需品となっており、今でも何かと重宝しております。


※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を負う事にもなるのでご注意を。

オマケ

以前にご紹介した「ランチャーライトの分解」について、レンズ部分を取り出す為に今回カットした拡大鏡の柄を中に入れて、蓋を手で締まるトコまで入れたら本体が回らないように画像のような工具(ウォータープライヤー)で本体を押さえ、更に締め込む事でレンズ部が下から押し出されてキレイに外す事が出来ました。当初は違う物で押し出すつもりだったので、物は試しに・・・って事で、こちらも大成功でした。




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