2019年4月8日月曜日

照度計購入と測定環境作り、そして比較。

これまで幾多の100均ライトを改造してきました。その殆どが光量UPを狙ったものなんですが・・・本当にUPしたのか疑問に思い、こんな物を購入してみました。




小型デジタル照度計(lux)です。
これは受光部に光を当てる事で明るさを数値にしてくれるもので、単位はlux(ルクス)と言います。他にもルーメンやケルビンなんかもあるんですが・・・その単位より、光量の数値化して改造前と改造後を比較する為に購入しました。したがって他の環境だと数値に違いが出るかもしれませんが、その点はあくまでも「目安」なので、改造の参考にして頂けたらと思います。


照度計もピンキリなんですが、所詮100均ライトの光量を測る程度なので安い奴にしました。それでも受光部と本体が別なので測定の自由度がある事、ホールド機能もあるので光量の確認が容易い物を選びました。
ただ・・・何もない所でライトの光量を測ろうとしても周囲の明るさに照度計が反応してしまうし、受光部までの距離によっても光量は変わってしまうので、そのような測定誤差を出来るだけ少なくする為にも「測定環境」を作る事が一番大切だと思います。

そんなワケで購入したのはダイソーの角型プランター64cmです。
これは残念ながら200円商品なんですが、このサイズなら一番最初に改造を施した「プッシュライトLED」が入る大きさだったからです。

これならプラスチックなので持ち運びも便利だし、底の穴以外から光が入る事もありません。当然上の方には蓋をする為に、カラーボードも購入しております。


問題は照度計の受光部をどうやって固定するか・・・ダイソーを徘徊し、ようやくみつけたのが、このファイルスタンドA4です。

角型プランターの中に100均のライトを入れて点灯させるのは良いが、その光を受け止める為には受光部をどうしても立てる事が必要で、かつ受光部を遮らないような構造にしないとなりません。ケースとして選んだプランターは逆台形なので、受光部をプランンターの側面に貼り付けてしまうと上向きになってしまうのと、出来る事なら照度計は脱着出来るようにしたいと言うワガママが実現出来る物がコレだったワケです。


このファイルスタンドを選んだ理由はただ一つ・・・底面にある穴のサイズが受光部とジャストフィットだったからです。とは言え実際に照度計を持って合わせたのではなく、この穴の何箇所かの一個がたまたま合っただけなんですけどねw

あと、受光部の横幅はスタンド内にすっぽり入るサイズなので、この状態で受光部の背面から押さえる事で固定出来れば、受光部をプランター内に立てる事が出来ます。材質もプラなので加工は簡単で軽量、問題はどうやって受光部を固定するかと言う事になります。



とりあえず受光部が立てれるだけの高さが必要なので、それ以上は不要な為にカット・・・で、余った部分を利用して受光部を挟み込めるような形にしてみました。
受光部と穴のサイズがジャストフィットしている事、そして受光部が出っ張っているので、差し込むだけで穴の位置に固定されるように隙間を調整してホットボンドで固定しています。



ファイルスタンド改め受光部スタンドをプランターの端にホットボンドで固定し、そこからの距離を測って目印を入れておけば計測時の参考になるかと思います。
と言うのも、プランター内の画像に写っている「ズームライト」のような形状なら光の先を受光部に向けて計測する事が可能なのですが・・・ランタンタイプだと拡散光の為に指向性が弱く、受光部との距離があり過ぎると光が届かずに測定不能になってしまいます。そこで光源の位置を受光部に近づける際の目印があれば、光が届く位置での計測が可能と言うワケです。

蓋の方は外側の端だけプランターの上側に沿ってRにカットした後に、ガムテープを使って開閉出来るように貼り付け、蓋の一部に切り込みを入れてソコから本体部分を出して上に乗せる形にしてみました。こうする事で受光部にライト以外の光が侵入して来るのを防ぎ、また本体を蓋の上に出す事で容易に測定結果を確認出来るようにしました。

で、当初はライトを入れる方も塞ぐつもりでいたのですが・・・受光部の上に一枚でも十分だったので、このまま使っています。

それでは、実際に測定してみます。最初に測ってみたのは一番最初に改造した「プッシュLED」です。なお、LEDの点灯が分かるようにフラッシュを炊かずに撮影した為に、カメラの方の明度がその明かりを基準として撮影してますので、結果として周囲の明かりが変化しています。

あと受光部との距離を出す為にマスキングテープで距離を赤文字で書いてありますが・・・基本的には光が届けばプランターの側面に当たるようにしてライト類を設置しています。

で、これが改造前のプッシュLEDを実際に計測した時の値です。液晶メモリの上にあるのがON/OFF/HOLDで、その上が測れるLuxの上限を現しています。この状態だと2000の位置(4ケタ)での表示なので36Luxと言う事になります。
2000luxを超えるとエラーとなってしまうので、その時は「20000」に変更すれば「Lux」の前に「x10」と表示されるので、表示された値の10倍と言う事になります。
なお「50000」にすればx100倍となるようですが・・・100均ライトでは必要なさそうですねw



次に10SMDへ改造したプッシュLEDを測定します。画像の時点で明るさに違いがでてますが、これはあくまでも撮影したカメラの方の設定で、明るさに変化が起きてしまいます。まぁ、面倒なのでオート撮りをしているせいでもあるワケですがw

設置場所も改造前のと同じようにする事で、同距離での計測が可能となるので誤差も出づらいのではないかと思います。


で、コレが改造後の値であり・・・改造前と比べて51luxも明るくなっています。まぁ元々がLED3個に対してSMD10個になったのだから、当然と言えば当然かもしれませんけどねw

それと、この比較中でも電池の状態でLuxが変化しますので、一概にこの数値になるとは言えません。冒頭でも述べたようにあくまでも「目安」としての計測ですからね。

そんなワケで、これからは改造前と改造後のLuxを測っていこうと思います。
いやすでにもう、そうしてますw





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