2019年1月11日金曜日

3SMDライトSTAND&HANGの改造

元々買おうと思ってはいなかった、この商品・・・売っててもスルーしてたのですが、改造ネタが尽きそうだったので「とりあえず」買っておいたんですw それが今では一番実用的なライトとなっております。



これまで数々の改造品を作って来ましたが・・・その時に困ったのが「手元の明るさ」でして、特に細かな作業をする際には天井からの照明の明かりでは物足りなかったり、自分の影が邪魔したりして不便でした。そこで言わば「作業灯」なる物を作ろうと思ったワケです。

そうと決まれば、まずは光量UPから。
拡散カバーの縁に精密ドライバーのマイナスを差し込んで外し、中にある白い反射板を外すと画像のように基盤と抵抗、そしてスイッチが見えます。
構造は至ってシンプルですので・・・抵抗と基盤を外し、定番となる電球型USBの10SMDに交換しようと思います。

ただ、今回は「作業灯」と言う事で・・・その度に乾電池を用意するのも非効率的かなと思い、電源をUSBから取ろうと思います。どのみち改造にはハンダごてを使用するのでコンセントは必須なんですが、そのまま使うワケにはいきません。そこで、よくあるUSB充電器を使って5vでSMDを点灯させようと言うワケです。

その為に用意したのは・・・MicroUSB→typeCに変換するアダプタでして、あえて分解しやすい外装がプラスチック製のを選びました。

外側をカットしたら内側には絶縁体(ゴム)みたいな覆いがあるので、それもカットすれば・・・基盤と直結したコネクタが現れます。
今回は下部のMicroUSB部分だけを使いたいので上部のtypeCコネクタをカットし、裏側にあるチップ2つも念の為に切り落とします。


そして、G端子にはマイナス線をV端子にはプラス線を繋ぐ事でUSBからの給電が可能となります。ただ、このままだと配線に無理が掛かるとハンダが外れてしまう可能性がありましたので、ホットボンドで絶縁と補強を兼ねて覆いました。これならショートする可能性もなくなりますしね。

そして、この方法を使えば・・・今まで電池だった物を有線ですがUSB電源で給電する事が可能になります。ただ入力は5vとなるので電池3本以外の物で使う際にはご注意を。

さて、今回は先程作ったMicroUSBコネクタをスイッチの反対側に穴を開けて埋め込みました。ドリルで穴を開けて間をカッターで繋いだんですが・・・ちょっと手元が狂って不格好にw ちなみに裏側はホットボンドで固定していますが、回転する部分を接着しないように気をつけましょう。

あと、固定する際にはコネクタが飛び出ない位置が良さそうです。基盤からカットしているので長さは問題ないんですが、穴が大きいとホットボンドが固まるまで動いてしまうのでw

続いて配線なんですが・・・USB電源にするとか言っておきながら、実は単3でも使えるように「整流ダイオード」を電池側に入れてます。
これは電気を決まった方向にしか流さない物で、これを入れる事で電池の電気はSMDへ流れるようになり、USB電源にしても電池側に流れる事がないので安心して2電源が使えるようになります。
ちなみにSMD側は両方の電気を通すようになっているのですが、電圧が高いUSB電源の方が優先されます。

ただ・・・一番の問題は10SMDの固定方法でした。
基盤のサイズが大きいのもあって右側にあるスイッチに半分乗ってしまいます。左側には追加したMicroUSBコネクタがありますが、固定されてますので乗せる事が出来ません。
そこでまずは左側のコネクタ部分と干渉しないようにライト部分を回転させてホットボンドの量を調整し、次にスイッチ側の高さに合わせて基盤が平らになるようにホットボンドで仮固定、後は中央と上下の基盤裏へホットボンドを流し込んで基盤を支えるように固定しました。

後はMicroUSBを繋いで点灯テストをして、さらにライト部を回転させて問題なければ拡散カバーを戻します。ちなみに反射板は円錐型なので今回の基盤変更で不要となりました。


今回も光量UPしているとは言え、拡散カバーの効果でツブツブ感もなく全体的に手元を明るく照らす事が出来るようになりました。電源もUSBなので電池残量の心配もありません。これを使えば照らす角度も調整出来るので、細かいハンダ付けで手元が見えない事もなくなるでしょう。

・・・そう、次回はまさに「細かいハンダ付け作業」を必要とする為に、この作業灯を作ったと言っても過言ではないのです。


※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を負う事にもなるのでご注意を。

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