2018年11月19日月曜日

9SMD&1LED BOXライト改造 【ランチャーライト分解】

いきなり忘れ去られたこの商品・・・実は前にご紹介した「10SMD電球型USBライト」に匹敵するコスパを持ってる為に、一時本線から脱線して今回はこちらの分解をピックアップしてお送り致します。



まず、台紙にも書いてある「集光レンズでより明るく!」って事なんですが・・・LEDは指向性が強い為にピンポイントに照らす事が有利で、どちらかと言うと小さい本体に内蔵される事が多いですね。逆に大きい本体ならLEDの数を増やして幅広く照らす事が可能となります。

よく懐中電灯を覗くと中央に光源があって周りは銀ピカの円錐状になってますよね?あれは横に拡散する光を効率よく前に照射する物で「リフレクター」と呼ばれる物です。 ただ、それだと拡散した光を前面に照射するだけなので全体的には明るくなりますがピンポイントで照らすには物足りません。そこでレンズを光源の前に設置する事により効率よく光を集める事が出来るのです。

ちょっと前までは「ドーム型レンズ」と言って、要は虫眼鏡で光を集める原理を利用したレンズが主流だったのですが・・・ここ最近になって登場したのが、この集光レンズの形である「コリメーターレンズ」です。
コリメーターレンズはその設計によりドーム型レンズより光を集める事に長けてまして、指向性の強いLEDとの相性も抜群なのであります。そして、指向性の強いLEDと言えば・・・そう「パワーLED」です。

パワーLEDはその名の通り通常のLEDをパワーアップさせてより強く明るく照らせるように設計されたLEDで、有名なのは誰でも一度は聞いた事があるでしょう「CREE」ですね。・・・ただ、流石に100均ライトには採用されてませんけどねw
そして、そのパワーLEDを使う前提で作られているレンズが、先程述べた「コリメーターレンズ」と言うワケです。しかも・・・このランチャーライトメタリックには、この2つが使われてるって言うんだから

もう買うしかないっ!www
ちなみに自分は4つ買ってますw

ってココまで絶賛しておきながら、何故このまま使わないのか・・・外観も100均とは思えないアルミ製なのにと思う方も居るでしょう。そのワケは2つあります。まず一番大切な「抵抗が付いてない」と言う事です。これはパワーLEDでも同様でして、そのまま使用するとパワーLEDと言えども焼けてしまう可能性があるそうです。
そして、もう一つは・・・単4仕様と言うトコロです。コレは単4x3本で点灯する物なんですが、出来れば単3にして欲しかったと言う、個人的意見からですw そして、普通のライトなら持ってるので。

・・・さて、前置きが長くなりましたがココから分解作業となります。

最初は底にあるスイッチ蓋を外し、中の電池ホルダーを抜き取ります。画像はその中を写した物ですが、基板を支えるようにCリングが入っているので先の細いラジオペンチでCリングの端にある穴に引っ掛けてペンチを握る事で外す事が出来ます。

奥の基板も筒に引っ掛かっているので、同じくペンチで摘んで引き抜きます。運が良ければ?Cリングを外した際に落っこちる事もあるそうなw
そして、この基板こそパワーLEDの基板なのです。



そして・・・問題はレンズの摘出なんですが、こちらはガッチリ筒に入っている為に簡単には抜けません。試行錯誤の末、自分は筒の中からドライバーの柄を差し込んでから硬い物に叩きつけてレンズを押し出すと言う荒業に。ただ、そうすると樹脂製のレンズが欠けたり細かいヒビが入ったりするのであまりオススメ出来ないのですが、そうするしか方法がなかったもので。ちなみに今では筒よりちょっと長めの物を入れて、最初に外したスイッチ蓋を締め込んでレンズを押し出すと言った方法があるようで

それ、早く言ってよぉ~www


そして、この画像が今回摘出したパワーLEDとコリメーターレンズです。
パワーLEDは専用の基板に実装されている為に、本来付いている放熱板はありません。この事からも抵抗が余計に必要なのに付いてない点がネックなんですよね。
そして、コリメーターレンズですが・・・パワーLEDの上に乗る形で設置しないと、その効果を発揮出来ません。ランチャーライトメタリックのレンズは専用設計だそうで汎用性はなさそうですが、100均のパワーLEDとなら問題はなさそうです。

何はともあれ、ココまで分解出来れば後は1LEDの物をパワーLED&コリメーターレンズへの入れ替えでレベルアップ出来ますね♪


※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を負う事にもなるのでご注意を。

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