2021年8月7日土曜日

フルMDF・4SPオーディオ制作【パーツ取り付け編その2】

 

前回の続きより、今回もデコーダ周りをホットボンドで埋めました。電池ケースの周りも中央の仕切りとの隙間もホットボンドで埋めています。ついでなので配線もホットボンドにて固定。以前のサウンドバーとの違いと言えば、パッシブを木工ボンドでしっかりと固定している為にホットボンドでの固定が必要ない、ぐらいでしょうか。

さて、この時点ではまだスピーカー類を付けていませんし、自分のこだわりもまだあったりするので・・・そろそろ見飽きている頃だと思いますが、実は一番飽きてきてるのは自分かもしれませんw

配線固定ついでに充電用MicroUSB端子を左下角に設置し、木工ボンドで接着した後に根本の配線をホットボンドにて補強と固定。サウンドバーでは充電基盤のMicroUSB端子をそのまま使用した為に板の厚さ分 引っ込んでしまい、差し込む配線を選んでしまった失敗を教訓にして、今度はそうならないようにしました。なお、マスキングテープは差し込み端子を保護する為に貼っています。

次にウーファーの保護カバーを貼り付けます。メッキとメッシュが一体型ではなかったので先に貼り付けてから、木工ボンドで貼り付けてクランプにて固定しています。当初は剥き出しにする予定だったのですが、ツィーターに四角い枠があり見た目がウーファーより大きく見えるのでバランスが悪そうと思っての追加でした。固まったら今度は裏側からMDFとの隙間を木工ボンドで埋めています。

さて、今度は裏板にメラミンスポンジをウーファーサイズにカットした物を木工ボンドにて貼り付けます。実はこの作業、サウンドバーでも行う予定だったのですが・・・忘れてましたwww
ウーファーにとって大切なのは「低音を効率よくどう出すか?」って事なんですが、その為にMDFの内側を塗装し反響しやすくしたのは良いんですが、今度は反響し過ぎてキレの悪い濁った低音になりがちです。それを改善する為にスポンジを貼り付けたワケです。最初に行ったダイソーの300円スピーカー改造で調べていたら、エンクロージャはそのままで音質の改善をこのスポンジで行うと良かったとの記事を見かけたので、自分も採用しました。もちろん、メラミンスポンジは100均のですw

スポンジのサイズをウーファーサイズにした理由は、ウーファーの背面が一番低音が出る場所であり、背面のMDFと近いので一番響きやすいと言う事です。そこを抑制し、他を空ける事でキレの良い低音がパッシブに伝わると言う構造になります。その為にもウーファー部分には広い空間が必要だったと言えるでしょう。なお、低音には指向性がほとんどないので左右を分ける仕切り板も本来であれば不要だったのですが、内側の空間が広いとMDFが歪む可能性もあって、あえて今回も仕切り板を入れました。
そして配線は、低音が良く出ると言われる太い単線を使用。高低音基盤による低音ブーストも相まって、これまで以上の低音を奏でてくれる筈です。その為のこだわりなのですからwww

ツィーターの方は枠があるので表側から木工ボンドにて貼り付け、裏から隙間埋めもしております。配線はリッツ線を使用。こちらもこの線の方が高音が綺麗に出るとの事です。なお、ツィーター部分だけMDFで覆ってますが、これはツィーターが出す高音は指向性が強く、背面への反響が少ないので空間が必要ないと言う事もあり、また仕切りを入れる事で低音と高音を区別させる為でもあります。せっかく高低音基盤で低音と高音を分けているのですから、エンクロージャでも分けたいと思っての施工です。

そして・・・ツィーターの後ろには「シンサレート」と言う素材の物をツィーター裏に入れました。
残念ながらコレは100均ではないのですが、車のデッドニング用品を流用しています・・・って言うか、端材を再利用してるだけなんですけどねw
シンサレートは当初、軽量なデットニング材として流行ったんですが・・・のちの調べで高音域にしか有効性がない事が明らかになりました。先に述べたように高音は指向性が強く背面の反響が必要ない事、逆に反響してしまうと綺麗な高音が出なくなると思ったのでシンサレートを入れてみました。なお、シンサレートは保温性にも優れているのですが・・・デッドニング用とは繊維?作り方が違うらしいので、ご注意を。最も、これだけの為にシンサレートを買うのも馬鹿らしいので、持っている方のみのオススメですw

最後にウーファーを木工ボンドにて貼り付けます。ウーファーは低音を出す為に強い磁力を必要とする為に大きなマグネットが付いていたり、ネオジウム磁石が使われています。予算の都合もあり今回は大きなマグネットの方を購入していますが、その分 重たいので木工ボンドで何重にも塗って剥がれないようにしました。とは言え背面板にはメラミンスポンジも貼っているので、それで支える事も可能なんですけどね。
そして前に述べたようにウーファーは指向性が弱いので反響させる空間が必要となり、奥行きを広く取る必要があります。その奥行きから出る低音をエンクロージャ内で響かせ、その振動をパッシブで前面へ伝えて低音を増強すると言った具合ですね。

ウーファーの木工ボンドが固まってから、最終テストとしてサウンドチェックを行います。音がちゃんと出ているか、左右の音が逆になっていないかを確認しておきます。自分はユーチューブからの音源をMicroUSBに入れて行いました。一つあれば何かと便利ですし、実は手持ちのタブレットがモノラルだった・・・なんて事も分かったりします。(実話w
問題なければMDFの端に木工ボンドを塗って背面板を貼り付けてしまうので、もう後には戻れませんw なお、仮合わせの時点で背面板との隙間があったので木工パテにて整形後にボンドを塗ってます。また、背面板に貼ったメラミンスポンジが厚すぎてウーファーと干渉してしまったので、結局は半分ぐらいの厚さにカットしていますw

MDF塗装や、ここまでの日数で湿気による歪み・・・正確には間違えて背面板に貼ってしまい、その後剥がした影響が強いのかもしれませんが、背面板との接着はもう後戻り出来ないので、しっかりとクランプで押さえて硬化を待ちます。はみ出た木工ボンドは今後の塗装に影響を与えるかもしれませんので、濡らしたヘラ等でしっかりと取り除きます。接着面を綺麗にすれば仕上がりも綺麗になりますので。


・・・さて、実に長った「フルMDF・4SPオーディオ制作」編も、いよいよ次回で最終回です。各パーツを取り付け蓋もしたので、後は残った塗装のみ。ちょっとしたトラブルもありましたがすぐに対策出来ましたので、その点も含めまして感動?のフィナーレを飾ろうと思っています。

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