2021年3月3日水曜日

フルMDF・4SPオーディオ制作【準備編】

 

「300円スピーカーを改造してより良い音を」をモットーに作り上げた「サウンドバー」・・・苦労して作ったのは良いがエンクロージャを手抜きしたり、SDカードがベロのように飛び出たりと不満もチラホラ出てきました。デコーダもコンパクトさを求めて何も表示されないので、全て音声でしか判断出来ませんでした。前面に貼った防草シートはスピーカーやパッシブラジエーターが分かるように張りが緩んで来ましたし、何よりも「どうしても納得のいく物を作りたい!」って言う気持ちが高まりまして・・・ついに100均を超える、だけど一応は使うよ?w的なノリで、更なる高みを目指す決意を致しました。拘り抜いた、その製品の名は

フルMDF・4SPオーディオ

と命名した事を、まずはココでご紹介させて頂きます。

まずはオーディオの心臓部となる「デコーダー」ですが、前回の教訓を生かして今度は液晶表示のある物にしました。カードもMicroSD対応としておりますが、中華製ではよく「TF」カードと書かれている事もあります。もちろんUSBやBluetoothも使えますし、リモコンだってあります。周波数的に受信出来ないけどFMラジオもありますw 一応、別になりますが外部入力も追加する事も出来るんですが・・・ただ一つ、このデコーダには出来ない事があります。それは

アンプがないので音が出ないのですwww

「音が出ないデコーダーなんて買って正気か?」って思われた方、安心して下さい。正確にはスピーカーで音を鳴らすだけの出力がないんですよ。そこで今回は音にも拘ると言う事で・・・これまでのアナログアンプから「デジタルアンプ」に変更すると言う事で「PAM8406」と言うアンプ基板を購入しております。電源が18650かMicroUSBなので3.7v~5vの間で稼働する物であり、このような物を「Dクラスアンプ」と言います。
実は「300円スピーカー改造」の際に「PAM8403」と言うアンプを使おうと思ったのですが失敗してしまい、ボリュームだけ使ったのは覚えていませんよね?w 今回のはアンプのみで8403よりノイズ対策が施されていると言う事でのチョイスでした。

アンプをデジタル化したのは良いが所詮は低電圧で稼働させる事になるので、どうしてもコンセントの100vには及びませんw その影響を一番受けるのが「低音」であり、これまではアナログアンプを改造して改善して来ましたが、今度はデジタルアンプなので改造は出来ません。そこで今回購入したのはスピーカーの音を高音と低音に分ける基板で、しかも増幅可能と言う物です。これにより低音を増幅させれば、より迫力のある音が出せますし、実は高音と低音を分ける事でスピーカーの能力を遺憾なく発揮させる事が出来るのです。

さて、次に紹介するのはスピーカーですが・・・今回は300円スピーカーを使用せず「4SPオーディオ」と言うからには、スピーカーを4基搭載させます。その一つがこちらの画像にある「ウーファー」です。
300円スピーカーはいわゆる「フルレンジ」と言う物で高音から低音まで卒なく鳴らすスピーカーなんですが、今回は配線から高音と低音を分けると言う事でスピーカーも高音と低音に分けて鳴らそうと思ったワケです。
なお、低音に関しては前回にも使用した「パッシブラジエーター」を今回は2個使う事で、より低音を強調した仕様にしております。

高音に関してはスピーカーの事を「ツィーター」とも言いますね。ただ、今回用意した物はツィーターにしては表向きが大きく、実は上記で説明した「ウーファー」とさほど変わらなかったりしますw と言うのもご覧の通り、スピーカー前面に化粧パネルが付いてるせいもあるのです。
そうなるとウーファーの方がむき出しだとバランスが悪いので・・・後日カバーを買って被せていますw そしてパッシブラジエーターの方もそうしたかったんですが長円形のせいでカバーが見当たらず、強度的にも問題なさそうだったのでむき出しにております。

稼働させる為の電源は従来通りMicroUSBか18650電池を使用するワケですが、その為に今回は蓋付きの電池ケースを購入しました。これなら充電池の脱着も簡単ですしね。そして前回の教訓を生かし、最初からON/OFFスイッチを付けますw
MicroUSBに関しては前回と同じ物を使用しますが端子が奥まってケーブルの種類を選んでしまったので、今回はライト改造で最初の方にAEで買ったMicroUSBのメス端子を利用して充電基板に繋ぐ事で、接続面をフラットに仕上げています。

「100均を超えた超大作」と銘打ってご紹介してまいます、今回のオーディオ部品、最後はお待ちかねの100均商品ですw
当初からエンクロージャはMDFにしたいと思い、ダイソーのMDF板と決めていたんですが・・・いざ設計するとなると厚みとサイズの問題が浮上しまして、そこで候補に上がったのが画像のクリップボードなんです。これならMDF板の半分の厚さですし、サイズが大きくても100円なのでコスパもよく加工もしやすいので。なお、加工に必要な物は全てダイソーで揃えましたw


基本的な部品は以上となりますが、実際にはボツになったパーツもありますし、エンクロージャに関しては塗装も行ってますので、その為に必要な道具や塗料も購入しております。ここだけの話・・・実はボツネタは2019年にありまして、実際に上記のパーツで設計し始めたのは2020年となっておりますw

・・・そう、今回は「エンクロージャから作る」と言うこだわりで、自分で1から設計しております。次回はそれを踏まえての設計経緯をご紹介させて頂きます。制作の上で一番重要かつ最初にやらなければならない事なのですが、この時点で少し心が折れかけてしまった事は内緒ですよw

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