2019年5月7日火曜日

ミニテーブルランプ改造

遠出した時に衝動買いしたこの商品・・・これも使い道を決めずに購入し放置してたんですが、ちょっとした改造を施す事で使い勝手が良くなるんだろうと思いました。その「ちょっとした」事が、実はちょっとどころか結構難しく、結果として失敗品に終わってしまいました。アイディアは良かったので、後は技術力の問題なんですかねぇ。とは言え、仮に成功したとしても商品名のように「ミニテーブルランプ」としての使い道も無かったので、すでにお蔵入りなんですがw




物は単4x3で帽子型LED1個を点灯させ、サイズにコストを掛けていると言う物。その訳に安っぽさ全開なのは何ででしょうかw LEDのON/OFFは底にプッシュスイッチがあり、押して点灯/消灯と言う単純な物。

自分が購入する前に、サイトで他の人が買った時のコメントを見て思わず納得はしてたんですけどね・・・・実物を目にすると「ホントに買わなくても良かったかも」って思ってしまうのは仕方がないかなぁと思います。
それでも何とか活路を見出したいと思っていた矢先・・・同じように買ってはみたものの、その出番が無くて放置されてた100均ライトがありました。それは・・・



「COB調光ライト」です。
これは抵抗値によって明るさが変化する事を利用し、自在に光量を調節出来るようになる「可変抵抗器」を使った物でして・・・分かりやすく言えば

オーディオボリュームのLED版と言ったところでしょうかw
ちなみに音も抵抗値で音量が増減します。300円スピーカーに使われていたのと原理は同じです。
ボリュームのようなツマミを回せば、COBの明るさが変わる画期的な商品と思いきや・・・実は回し過ぎるとボリューム自体が焼けてしまうと言う曰く付きwww

それでも抵抗を追加すれば焼き付きを防止する事は出来るそうで・・・でも、それだと元からの光量を更に落とす事になる為に、これまで行ってきた「光量UPさせる改造」とは正反対となってしまうので、なかなか使い道を見い出せずにいました。ぶっちゃけCOBだけ使おうかなぁ~なんて事もw

そんな時に購入した「ミニテーブルランプ」・・・これならさほど光量にこだわる必要もないし、調光出来るなら良いんじゃない?と思ったワケです。しかもこの調光部分にはON/OFFもあるので、本来底にあるスイッチを使わずに調光部分で行えば一石二鳥じゃないか?そんな事を考えて改造をしようと思ったワケであります。

まずはミニテーブルランプの分解から。底蓋を外し電池BOXにあるネジ3本を外し、後はランプの土台に挟み込まれている帽子型LEDを外してしまえば、電池BOXと土台を分ける事が出来て、さらに土台は引っ張る事で半透明なシェードの土台と分ける事が出来ます。シェード自体は引っ張れば土台から外れますので、分解作業としては比較的に簡単だと思います。



COB調光ライトの方はネジ3本?を外せば調光部分の裏側が見えますので、表にあるツマミカバーを引っ張って外してから調光部分を取り出します。

ただ、この時に気をつけてもらいたいのは配線が繋がっている位置と+-でして・・・同じように繋がないとこれまでのように調光しませんので、外す際には目印を付けておいた方が良いかと思います。
ちなみに自分が持っている物は+-が同じ色の線だったので分かりづらいですねw そして調光部分だけで繋がっている配線がありますが、ココは配線でなくても別な物で繋いでもOKです。


取り出した調光部分をミニテーブルライトの電池BOX部分と繋げますが、焼付き防止の為に15Ωの抵抗を底にあるスイッチの真ん中の端子にハンダ付けをして、それから配線で調光部分へと繋いでます。その先は帽子型LEDではなく基板を外したパワーLEDを繋げました。元々光量がありますから、抵抗値が増えても元よりは明るいのではないか?と言った考えからです。

そして・・・ちょっと分かりづらいんですが、底のスイッチは3極(ONで通電する端子とOFFで通電する端子がある)と言う事で、今回も電池とMicroUSBの2刀流でやりたいと思い、実は短い配線を追加して繋いであります。



ちなみに調光部分を設置する場所なんですが、実際に土台を合わせてみると支柱部分とツマミのダイヤル部分とのクリアランスが狭く、またダイヤルの側面が土台より飛び出てしまうとカッコ悪いので、結果として外側ギリギリの位置になり、また電池BOXのスペース上、なるべく平らに付けないとツマミを回した時に歪んで見えてしまう為に、それらをクリア出来るのはこの位置しかなかったので、ココでホットボンドで固定しました。

ただ、この時はまだ気づかなかったのです・・・その他にも気をつける事があった事を。

それは、調光部分の高さでした。
当初はツマミが入る部分だけ穴を開ければ良いと思ってたのですが、どうやら土台を合わせると回転部分が接触して回らなくなりました。そこで回転部分が干渉しないように穴を広げたワケですが・・・そこで正確な円を描く事が出来ず、結果穴が歪んでしまいました。

まぁ、最後にツマミを被せるので隠れるだろと思ったら・・・今度はツマミの差し込み部分が長くて、実は隠れないと言うオチでしたw

MicroUSBの方は、これまでタイプCの変換アダプタの半分を使っていたのですがコスパが悪かったので、前回紹介していたAEで格安購入したMicroUSBのメス端子とそのカバーを使用しました。

端子は一緒なので配線も一緒、そして今回はカバー付きなのでMicroUSBの形に合わせて穴開けをする必要もありません。その代わり今度は長方形にカットしなければなりませんけどねw


そしてこのMicroUSB端子もスペースの関係上、画像の位置にしか付ける事が出来ず、結果として上から配線を差し込むと言う、ちょっとカッコ悪い仕様になってしまいました。

ただ、ご覧の通り色に違いがあっても見た目はキレイに収まっているのでちょっと満足w MicroUSB端子は電池3本(4.5v)の物でしたら一応使えるので、とりあえず10個入りを買ってます。ただ、物が小さいので運送時の紛失がありそうな点が唯一の不安点でしょうか。

パワーLEDの方は帽子型LEDと同じ場所に設置しますが、基板を外した為に放熱に問題がありそうなので気持ち程度のアルミ板を下に敷きました。ただ、通電してしまいますので、LEDの足には触れないようにしてホットボンドにて固定しています。

で、この時点でネックとなっている歪んだ穴とそれを隠くせないツマミ部分・・・どうにかしたくてツマミ部分の根元をギリギリまでカットして削って調整してみました。すると、どうでしょう・・・

元々回転部分が水平に付いていなかった事もあるんですが、ツマミ部分のカットも水平では無かった為に、ますます回転させた時に歪んでしまいました。それを修正しようにも、今度は差し込んだツマミが抜けて来ませんw

そして・・・高さの問題で穴を拡大しましたが、結果として画像のように黒い部分まで飛び出さないと最終的には収まりませんでした。てか、無理に締め込むと電池BOX部分とその土台に隙間が出来てしまって、今度はランプ自体が安定しませんでした。

かろうじて・・・見た目カッコ悪いMicroUSB配線ですが、シェードに干渉せずに差し込む事が出来たのは、不幸中の幸いと言えますでしょうかw

パワーLEDを使う事で、光量自体は更にUPしたものの・・・今度は指向性が強すぎて「テーブルランプ」とは呼べない物にw
そこで、10SMDで多用して余っていた電球型の拡散カバーをシェードの中に入れた所、良い塩梅で拡散してくれたのでホットボンドで固定して、何とか「テーブルランプ」として使えるようにしました。

今回の改造は元より使い道が無かった物を寄せ集めて作った感が強い物になりましたが、何と言っても調光部分の失敗が大きかったですね。スペース的に無理を強いられる事もあり、何とか形にはなったものの結果としては満足のいく改造にはなりませんでした。ちなみに調光やON/OFF自体は良い感じなので、これでスペースの確保が容易な物でしたら、もっと違う感想になっていたかと思います。

ただ・・・もっと画期的な調光ON/OFF機能付きの物が発売されるとは、この時は微塵も思っていませんでしたがwww


※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を負う事にもなるのでご注意を。




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