2022年2月3日木曜日

3wayマルチスタンドライト改造

 

最近、更にライト熱が冷めてまして・・・今までイマイチだった100均ライトも、すでに改造の必要ないぐらいに良い商品が出てきています。ただ、そう言う物は100円では買えなくなってきているのも事実なんですけどねw

あと、地味に単3よりも単4を扱うライトが多くなって来たと感じるのは自分だけでしょうか?そんな時代の波に飲まれながらも手にした、この商品・・・使い勝手が良さげな2光源で、久々の単3仕様です。SMD部分のギミックも良さげなんで購入したんですけどね、やはり改造するまでに時間が掛かってしまいました。

それでは・・・時を2021年1月31日~2月12日まで戻しましょう。←改造した日w

まずは分解画像から。パワーLEDとSMDの組み合わせで、スイッチによる切り替えと電池側に抵抗を入れる事で出力を調整していると言う、定番中の定番の作りです。今回は単3仕様と言う事もあり、パワーLEDを3w化したり、SMDをCOBに入れ替えたりする「爆光化」が定番になりつつあるんですが・・・実はここで問題が発生しました。
パワーLED基板と電池ケースの隙間が少なすぎて、放熱の為のヒートシンクが入りませんw ハイワット化にヒートシンクは必須なので、3w化は諦めました。ならSMD→COBをと思って基板を見たら・・・SMDが9個も入っていて、わざわざCOB化しなくても十分に明るそうなのでコチラも却下。

じゃあ、一体何をすれば・・・あ、パワーLEDの方はレンズが入ってないので、それを入れるぐらい?爆光化が無理なら、逆に調光化や電池の並列と昇圧回路による通称「ECO化」ってのも、最近よくやってるし。

ただ、その前に一つ確かめておく事が・・・それは、昇圧回路と並列繋ぎによる改造と、調光タッチセンサーによる改造を一つに組み合わせた事がないので、実際に問題が起きないか試してみないと分からなかったのです。画像は試験的に配線を繋ぎ合わせた時なんですが、結果としてパワーLED・SMD・COB共に問題なく3.3vでも調光は出来ました。って事は・・・これまでの調光改造品にも流用が可能なんですが、とりあえずは目の前の改造から行います。

出来ると分かれば話は早い。まずは電池の端子を並列化する為の改造を行います。プラス側は1箇所だけバネが付いているのを撤去し、そこに別のプラス端子を重ねて裏の配線で繋げます、マイナス側はバネを追加する為に出っ張りをペンチで潰して、そこに別のマイナス端子を重ねて裏の配線で繋げます。

基板の方は電池端子からの配線を昇圧回路に繋ぎ、その出力を今度は調光基板に繋ぐと言うもの。プラスの方は電池端子から昇圧回路を経由して調光基板に入り、今度はそこから出力されるワケですが・・・マイナスの方は昇圧基板と調光基板を繋ぎ、更に電池端子からの配線をも繋ぐと言った具合です。そして最後は調光基板からの出力へとなるワケなんですが・・・この説明で分かりますかね?w

調光基板から出力された配線は、プラスは2又としてパワーLEDとSMDへ繋がり、マイナスの方はスイッチを経由してから、各光源へと繋がれています。そして今回、電圧は3.3vとなっているので調光基板のチップ抵抗を外してバイパス化する「流用仕様」となっております。 何ともややこしいのですが、一つ一つ確認しながら行えば、これまで行っていた改造の組み合わせと何ら変わりはありません。

そして、調光基板と言えば「タッチセンサー」なんですが・・・今回は操作性もあってスイッチの上側に貼り付けました。もちろん、表側には自作の電源シールを貼ってセンサー位置を分かりやすくしております。

ちょっと難しかったのがレンズの固定。ドームと比べてコリメーターレンズの方が配光が良かったので採用したものの、反射鏡の幅が広くて中のレンズが遊んでしまいます。そこで今回は万能接着剤である「セメダイン スーパーX」の力をお借りして、まずレンズの縁にボンドを盛ってからそっと貼り付け、レンズの上から押さえた状態を維持しながらドライヤーで硬化を促進します。動かなくなったら指を離し、レンズを上に向けて完全硬化まで待ちます。
こうする事でレンズが反射鏡に接着されるだけでなく、少ない接点でも盛った接着剤の弾性によって剥がれる事なく使う事が可能となりました。・・・まぁ、このライトを振り回す人など居ないでしょうしw


そんなワケで今回は最終的に「調光&ECO化」と言う事になりました。実際にどれだけECOかは分かりませんけど、調光が使えるのはホント便利です。唯一の欠点は、スイッチにもOFFがあるのでセンサーのON/OFFと被ると言う事でしょうかw 昇圧回路と調光基板の併用が出来るのは嬉しいのですが、今は調光基板が手に入らないので今後の改造があれば大事に使っていこうと思ってます。

※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を自身で負う事にもなるので、ご注意を。

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