2021年12月3日金曜日

ミニライト キーホルダー改造

 

今でこそダイソーにも売っている「ミニライト キーホルダー」なんですが、当時はAEにしか売ってなくて送料含めても100均より安いセールがあったので買っていました。単4x3本なのにコンパクトで、動作はCOB流用でおなじみの「COBホルダーライト」と同じ「強光→弱光→点滅→消灯」です。まぁ、普段は点滅なんて使わないので不要なんですけど、それを回避する術を知りませんw

購入したのは良いですが使い道(自分の場合は改造ネタ)がなかったので、ずっと保管しておいたのですが・・・ちょっとした灯りが必要になったので引っ張り出して改造してみました。

この製品はネジ止めなど一切なく、爪で留まっているだけなので簡単に分解出来ます。ただ、ご覧の通りスイッチとOCBが一体化となっているので流用には厳しいかと思われます。また単4とは言え3本ともなると重く感じてしまいます。キーホルダーとなっているので手持ちのバックに付けて持ち歩く事を想定したので、出来れば軽い方が良いかと。

そんなワケで真ん中の電池を配線に変更してバイパスさせてみました。この状態でも点灯はしますが光量は若干落ちます。これなら電池2本で済みますが、どのみち直列繋ぎなので容量は電池1本分と、実は3本の時と同じです。最初の画像から察するに3V~4.5Vの範囲で点灯する基板だと思います。それでも4.5Vでの点灯を想定して作られているのですから、3vにした分 電池の消耗は増えているので結果として1本分以下の点灯時間になるかと。

電池を減らして軽量化させても点灯時間が短くなるのは改造の意味がなさそうなので、別の改造で取っておいた端子を使い両端を並列にしました。この場合は容量が2倍になりますが1.5vしか流れないので点灯しません。そこで必要なのは、冒頭で説明した「COBホルダーライト」で使われている「昇圧回路」なんですが、実は現在流通している物はCOB基板と一体化しており昇圧回路だけ取り出すのは難しいですし、旧基板タイプを持っていてもスイッチや点灯回路も含まれているので、それらをバイパスさせる必要があり手間が掛かります。元よりCOBの流用と言う事で購入している場合には基板そのものを捨ててしまってる可能性もありますよね。

そこで今回AEにて購入したのが・・・画像のような「昇圧基板」です。
ご覧のように0.8~5vの入力で5Vの出力にしてくれる物なんですが、実は今回買ったのが「3.3v出力の方だった」と言うオチ付きですwww まぁ今回の用途では3Vでも点灯する事は確認済みですし、光量が少なくても良いなら電圧は低い方が電池の消耗も少ないので良いんですけどね。サイズも約1cm角と小さいので、今回省いた中央の単4サイズ内に収める事も可能です。

注意点としては、あくまでも「昇圧基板」なので出力以上の入力をすると壊れますw その場合は出力を下げる「降圧基板」が必要になります。「USBシガーソケット」何かが良い例ですが、ここでは割愛させて頂きます。

改造自体はさほど難しくはなく、並列繋ぎにした端子の中央から配線で昇圧基板に繋ぎ、そこからCOB基板に繋げるだけです。1.5vが昇圧基板を通る事で3.3vとなり、それがCOB基板に流れるので最初に行った配線でのパイパスと同じ結果となるばかりではなく、並列により容量が2倍となって電池も1本減って軽量化にも繋がるワケです。ただ・・・費用対策の面では、いくら昇圧基板が安いとは言っても微妙ですw

本体に収めると、こんな感じになります。昇圧基板は両面実装なので裏側にはコイルもあり、単4サイズのスペースでは平らに入らなかったので斜めにして入れてあります。よく見るとチップ抵抗の上に「5v」「3v」の表記がある事から、きっと抵抗値で仕様変更していると思われます。

後は蓋を締めてお終いなんですが、冒頭で言ったように手持ちのバッグに付けて使う為に昇圧基板をホットボンドで固定しています。なお、個体差もありますが電池の蓋も爪だけど緩いので落ちないような対策が必要かと。自分はとりあえずセロハンで止めてましたw

バッグに付けて足元を照らすだけの光量しか必要とせず、かつ電池を減らす事で軽量化&並列化で容量2倍=点灯時間も2倍になる?と言う事で・・・これまでの趣向とは一味違った物が完成しました。
冬になると駐車場から職場まで歩くのに距離があり、街灯がない場所もあったので足元を確認出来るライトが必要だったのです。凍った路面を真っ暗闇で歩くのは至難の業であり、道民歴45年以上でも危険を伴いますのでw

ただ・・・消灯する際にどうしても通る「点滅点灯」を見ると、いつも目がチカチカするのはご愛嬌でwww


※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を自身で負う事にもなるので、ご注意を。


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