2019年6月28日金曜日

サウンドバー制作(アンプ編)

前回のブログでエンクロージャが完成したので、次は「アンプ編」としてデコーダ等をどう繋げていくかになります。まぁ何も問題がなければ、さほど難しくはなかったハズなんですが・・・とあるトラブルにより、制作期間が伸びてしまいました。それでも幸いに気づくのが早かったので事なきを得たワケなんですが、ことAEからの注文は到着後も十分にチェックしなければなりませんね。

その他にもちょっとした仕様変更によるやり直し等がありましたが、それでも問題なく稼働出来るようにはなりました。正に今回は「奮闘記」ですw




今回購入したデコーダは5vでBluetoothとUSB、そしてSDカードに対応している物なんですが・・・アンプ自体は300円スピーカーと同じく、モノラルアンプを2つ搭載している物でした。本当はデジタルアンプのが良いのですが、そうなると5vを超えてしまう事や、コスト的な面も考えてコレしか選択の余地がありませんでした。
それでもコレだけで全てを賄えるのですから、贅沢は言えません・・・しかも今回はリモコン付きですしね。


「アンプ自体は300円スピーカーと同じ」・・・このキーワードにピンときたら110番でも東芝でもなく、答えは画像に出ている通り、ずばり「改造」ですw
ICチップ自体は同じ物なので同じように改造を施したワケですが、この基板の回路図などないのでパターンを追ってコンデンサを変更しました。
すると、どうでしょう・・・音が出ても違和感がありました。スピーカーを疑って左右を入れ替えてみても、やはり違和感が拭えません。「改造の時にやらかした?」そう思ってコンデンサを外し、もう一度パターンを追うと・・・元々1ICチップに1個のコンデンサなのに、このパターンでは2個のICチップに1個のコンデンサしか繋がっていない事が判明しました。要は「基板のパターンがモノラル仕様となっている」と言う事なのです。

「確かステレオと書いてたハズ」・・・そう思って購入した時に撮っておいたスクショを確認。間違いなくステレオとの明記がされていたのですが・・・問題はICチップが乗っているパターンが、今回届いた物と違うと言う事でした。あるはずのチップコンデンサも無かったりしましたので、すぐに「紛争」にて状況を説明・・・何とか理解して頂けたようで、すぐに代わりの物を発送して頂けました。
まさかのモノラル仕様・・・気が付かなければ、そのまま組み込んできっと後悔したでしょうね。


新たに届いたデコーダを確認・・・今度はサイト画像と同じパターンなので問題はないでしょう。上に載せたパターンの画像と見比べてみると、その違いが分かりやすいかと思います。
それでも実際に鳴らしてみないと分からないので、仮配線で繋いで音を出してみます。幸いにもSDカードを使えるので、YouTubeで左右の音テストを録音してデコーダで再生させ、左右の音と配線の確認を行いました。
こうしたトラブルがあるのもAE購入の欠点なんですが・・・その安さうえ、背に腹は変えられないと言った所でしょうか。

ピンボケですいませんw デコーダに問題ない事を確認したら、もう一度改造を施しました。今度は問題なく音が出たので、やはりパターンのせいだったのでしょう。
電源の赤いコネクタとスピーカーへと繋ぐ白いコネクタはデコーダの設置位置の関係で画像側に付け直しています。これにより電源とスピーカーの+-が逆になってしまうので、カプラー付きの配線も左右入れ替えています。
あと、この基板の反対側には元々付いてなかった電源側のコンデンサを追加しています。こちらも設置位置の関係で470μFのしか使えませんでしたが、まぁ無いよりはマシと言う事で。

電源として使う18650を収めるモバイルバッテリーのケースは中にあるUSB基板を撤去して、端子に直接配線を繋いでいます。これはデコーダが3.7vでも問題なく動いた為で、こうする事で9800mAhx2の大容量で稼働出来るようにする為です。ちなみに元々のUSB基板でも同じ容量なんですが、3.7vを5vに昇圧させている事と、充電状態を示すLEDが表に出て来ない為にあえて撤去しました。
なお、配線も元々は太い物を使っていたのですが・・・取り回しの関係で、普通の線にしましたw

充電基板とバッテリーケースを画像の様に繋げ、そこからデコーダの電源へを繋ぐ事でMicroUSBでの18650を充電しながらもデコーダを使う事が出来ます。もちろん18650のみでの稼働も出来ますので、持ち運ぶ際にも便利です。充電状態を示すLEDは充電基板にあるので、ちょっとした工夫で側面にあるMicroUSBを差し込む穴から確認も出来るようにしてみました。
バッテリーケースの上側にはデコーダが入り、左右にはスピーカーが入りますので・・・スペース的にも無駄がなく、実にコンパクトにまとめられたと自負してますw

この画像は計画段階での物ですが、イメージ的には内部がこのような感じになります。
バッテリーケースの上に乗っているのがパッシブラジエータで、位置もこの場所としてMDFボードを制作しています。このパッシブラジエータを使って低音を出す為に必要な「気密性」を出す為に、わざわざバッテリーケースを用意したと言う事もありますし、ケースを使う事で中の18650を交換出来るようにもしたワケです。


これで音を鳴らす為の下準備は整いました。後は各パーツを配線で繋げたり、固定の為に貼り付けたり等して組み上げて行くだけですので、それらも含めまして次回のブログとさせて頂きます。


※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を負う事にもなるのでご注意を。

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