2019年5月14日火曜日

SUPERLEDズームライト改造

100均ライトの改造を手掛けるようになった時にクグって見つけた、このライト・・・その時はもう販売終了しているとの事でしたので、半ば購入を諦めていました。そのうちに「ランチャーライトメタリック」が販売され、それで十分満足していました。
ところが最近になってこのライトをよく見かけるようになり、ライトはもう十分手元に転がっているハズなのに・・・気が付くとカゴの中にwww

ただ、この時はまだ知りませんでした。コイツの本当の実力を・・・


さて、左の画像は100均ライトの改造をするずっと前・・・2017年にAmazonで購入していた「USB充電式のズームライト」です。そう、別のズームライトを持ってるのに、今回100均のズームライトを買ったのですw
当時はレンズ部の可動でワイド&スポット出来ると言う事で\2,000ぐらい出して買ってたようで。充電式と言うのも魅力の一つでした。

ただ・・・ただ電源は電池でも、同じ構造の物が100円で買える時代が来たのですから、これは買わない手はないでしょうw

そんなワケでまずは分解。レンズ部分が可動すると言う事で部品が多にもかかわらず、光源はパワーLEDと大健闘。基板の裏には8.2Ωの抵抗もちゃんと付いているのは「ランチャーライトメタリック」にも見習って欲しかったです。まぁ向こうは本体がアルミに対してコチラはプラなんですけどねw
肝心の可動部なんですが、これがまたスムーズな動きをしてまして・・・実はこれと同じような構造をしている100均ライト「W&S」とは、まさに雲泥の差でした。

さて、肝心の改造方法なんですが・・・今回からは光源から変えてしまおうと言う事で、AEから3WのパワーLEDを10個購入しました。
これまでは100均の1wパワーLEDばかり使って来ましたが、今回のライトはすでに使われているので・・・それならその上をいくためにもって事で。

ちなみに1wでは300mAぐらいが限界値となっており、それ以下で使わなければLEDが焼けるようです。それが3wだと750mAぐらいまでいけるそうなんですが・・・その前に熱でプラが溶け出す気もしますけどねw

3wのパワーLEDを遺憾なく発揮させる為にも必要な物、それは抵抗ではなく「LEDドライバー」と言われる物を、同じくAEから購入。
これまではLEDに使う抵抗を何となくの値で使って来ましたが、それだと抵抗が熱を持った時に抵抗値が下がってしまう性質なので余計に電池を消耗されてしまい、結果としてじわじわと暗くなって行きます。LEDドライバーはチップで制御するのでその現象を起こさず、最初から最後まで一定の明るさを保持するように作られているようです。そしてこの商品は基板にあるダイヤルを回す事で、LEDに流れる電流を制御出来ると言う物なのです。
これなら3wパワーLEDの実力を発揮出来るだけでなく、電池を無駄なく最後まで使う事が可能だと思います。とは言っても多くの電流を流せると言う事は、その分 電池の消耗が早いのですから、そこは充電池を使った方が良いかもしれませんけどねw

さて、ここからハンダ付け作業の始まりです。まず3wパワーLEDとLEDドライバーをスズメッキ線で繋げ、マイナスの方にはズームライトの基盤についていた、底にまで伸びてる金具を取り付けます。これは下のリングと繋がり、それからスイッチを介して電池のマイナスへと繋がっているワケです。
ドライバーの方はマイナスである「G」と出力で+となる「LED」と書いてある場所ににパワーLEDを繋ぎます。


パワーLEDの裏にはバネをハンダ付けしてみたんですが・・・このバネは流石に長過ぎたので、のちにカットしましたw
そしてドライバーの「v1」とスズメッキ線でバネと繋ぎ、それだけだとパワーLEDの場合は点灯しないので「CE」とも繋いでいます。
ちなみに放熱板付きのパワーLEDは表に+-があって、実は裏側には通電していません。逆にそれを利用して裏側から+の電源を取ってドライバーに繋げれば、省スペースでパワーLEDをドライバー制御で点灯させられる事を思いついたワケです。
そして、何故バネを付けたかと言うと・・・

コレ、実はさっき紹介したAmazonで購入したライトに入っている充電池でして、実は違う充電池が手に入ったので入れ替えを行い、余った物を今回のズームライトで使おうって事でした。幸いにもズームライトの電池部分はこの充電池が収まるスペースがあった事もあり、せっかくなので使わない手はないだろうって事に。なお同構造の「W&S」だとスイッチ部分がネックとなり、充電池が中に収まりませんでした。
ちなみにこの充電池は「18650」と言われる物で全長186mm直径50mmと言うサイズが名前になってます。電圧は3.7vと普通の電池と違いますので、その点は注意して下さい。同じ充電池でも普通の電池と同じ電圧の物は大抵「ニッケル水素充電池」と呼ばれる物で「エネループ」等が有名ですね。対してコチラは「リチウムイオン充電池」と言われる物で、スマホのモバイルバッテリー等に使われている物と言えば分かりやすいでしょうか。もちろん18650の他に色んなサイズがありますが、コレが一番普及していますので価格も手頃かと。

先程制作したパワーLEDとドライバーをズームライトのケースに入れますが、基盤部分がLEDを支えるリブに干渉するので削って中に入れてます。パワーLEDの放熱板が元々の基板と同じサイズなのですが、こちらも基板を配置した分だけズレますので、放熱板を削って元の位置に収めました。そして基板を縁に這わせる事で18650でも中に入れる事が可能なスペースが確保出来ました。
後はパワーLEDを固定する為に被せる白いキャップにアルミテープを貼って、光の反射率を高めたぐらいでしょうか。最後に18650電池を中に入れて元に戻して完成です。



そして・・・今となっては懐かしさを感じずにはいられない点灯画像ですwww

実はこれでも600mA近く流れてます。一応3wパワーLEDの許容範囲内なんですが、大変明るい反面、それだけ熱も発しますので材質がプラだと溶けて変形する可能性がある為に、LEDドライバーに付いているダイヤルで500mAまで抑えました。このように用途によって出力を変更出来るのも今回購入したLEDドライバーの良い点ですね。
そして今回は充電池を使用してますので、電池が無くなれば充電して何度でも使えるワケです。ただ・・・この時点では充電器を持ってないので、充電はAmazonで購入したズームライトに充電池を入れ替えて充電って事になるのですがw

さて、本来ならば点灯画像を載せて終わりとなる所なんですが・・・ここで一番注目して貰いたいのが、実は何ひとつ紹介してない「ドームレンズ」の事なのです。
このズームライトは、ドーム型のレンズとLEDの距離を変える事で光がワイドになったりスポットになったり出来るワケなんですが・・・元々その形状から集光にも効果があり、これまで使ってきたコリメーターレンズと違って配光がとても綺麗なんですよ。形状上のシンプルさもあり、見た目の明るさではコリメーターレンズより全体的には明るいと自分は思います。
そうなると欲しくなるのはドームレンズの部分なんですが・・・実はAEでも、コレと同じ物が100円以下では買えないと言う事が発覚しましてね
慌ててレンズ取り用のズームライトを買いに走った事は内緒ですよ?w

とは言え、レンズ部の可動によるワイド&スポットが出来なければ魅力半減と言うところなので、今後の使い道はある程度限られてしまいそうですけどね。


※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を負う事にもなるのでご注意を。





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