2018年12月15日土曜日

クリップ式自撮りライト分解

前回のブログで紹介した「クリップ式自撮りライト」の9SMD基板を使っての改造をしましたが、今回はその為に必要な下準備をご紹介します。




まずは商品の説明から。9SMDをボタン電池3個(=4.5v)で点灯させる構造で、タクトスイッチとICチップの制御により裏側にあるスイッチを押す事で点灯→減光→消灯となります。と、ココまでは良いのですが・・・問題は「待機電流が大きい」って事なんですよ。

そのせいで容量の少ないボタン電池はすぐに無くなってしまうそうな。ただ、その電池交換も表の拡散カバーを開けなければならず、電池がバラけないように元々付いている透明なフィルムカバーにボタン電池を並べて入れなければならないと言う手間がかかります。そう言った理由で自分は最初からこのまま使う事は考えていませんでした。

とりあえず電源のボタン電池を単3や単4に変更する事で容量を増やしてやれば、待機電流も気にならないレベルになるのかと思いますが・・・ランタン改造の時のように9SMDだけを利用したい場合には待機電流分が無駄になります。スイッチも別にあるので必要ありません。調光機能は確かに魅力的なんですが・・・実はそのせいで大きな待機電流が発生してしまうのですw そこでこの問題を解決すべく、基板を光に透かして回路を読み取りました。

まずはプラス側から。この商品だとバネのある方がプラスなので乾電池とは逆になるのでご注意を。
で、その先は二手に分かれており、片方がC1の場所にあるチップコンデンサを通ってスイッチへ、もう片方は104のチップ抵抗(R1)を経由してICチップへと繋がっています。
今回は9SMDだけの利用なので、通り道にあるC1とR1を外してしまえば良いワケですが・・・小さいパーツなので2本のハンダごてで外すにも慣れが必要です。


次にマイナス側なんですが・・・見ての通りボタン電池のマイナス側の接点の先はICチップに繋がっており、直接SMDに繋がっているワケではありません。先の作業でプラス側を外したのでICチップにマイナスを繋いでも無意味になるかと思い、それならマイナス側は別の所から繋いでやろうと考えました。そうする事で無駄な回路を省く事も出来ますし、元々乾電池に変更する予定だったので配線でSMDに繋げば良いワケですから。


で、問題はどこに繋ぐか・・・なんですよ。
SMD側の基板を透かして見るとプラス側はそのままSMDに繋がっているので、バネを外した場所に配線を繋げば良いんですが、マイナス側はSMDに直接繋がっていません。
そこで、もう一度裏側を見て見ると・・・どうやら最後にR4のチップ抵抗を経由してSMDに繋がっているようなので、その横にある小さな穴に配線を通してハンダ付けすれば良さそうでした。ランタンでの改造では元から抵抗がプラス側に入っていたので、今回は必要ないですしね。

ただ、小さい穴に配線を繋げると今度はR4を通って逆に流れる事もありそうだと思い・・・チップ抵抗を外しました。そしてこの画像が前回のランタン改造で使った画像と同じになるワケです。
まぁ、最終的には穴に配線を通さず、外したR4の穴のある方の基板へ配線をハンダ付けしましたがw

ここまでやって、やっと9SMDとしての下準備が終わった事になります。今回は9SMDのみの利用だったので自分はこのようにしましたが、もっと良い方法もあるかと思います。そんなワケで、現在はこの「クリップ式自撮りライト」・・・


実は予備に3個ほど追加購入しておりますwww



※改造や分解は自己判断にて行い、もしもの時にはその責任を負う事にもなるのでご注意を。

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