画像は300円スピーカーから取り出した基板で、この中に「アンプ」があり「ボリューム」もあります。自分は車弄りの際、たまたま同じ形のボリュームを使用していたのでスグに分かったんですが・・・アンプがどれなのか正直知りませんでしたw
そこで、300円スピーカーを改造している先人達のサイトを拝見し、画像にある黒い物(ICチップ)がアンプ部と言う事を知りました。そしてこのアンプは「モノラルアンプ」と言う事で左右で1個づつ使う事でステレオ再生としている事を知りました。
他にも基板の書かれている文字には意味があり右下にある「GND」はグランド=アースと言う事で電源のマイナスとなり「VCC」は電源であるプラスと言う事になります。また画像左にある「R」「L」「G」はイヤホンジャックに繋がっているので、入力側の「右」「左」「アース」と言う事になります。ちなみにアンプ部下にある配線は左右スピーカーに繋がる配線です。
基板の裏側にはボリュームと「電解コンデンサ」と呼ばれる物が付いてます。ボリュームは小型ラジオ等に使われている物で、普通スピーカーのボリュームと言ったらツマミ形状の物なんですが・・・その辺りは「所詮300円」と言うコストダウンなんでしょうね。ちなみに原理的にはツマミ形状のボリュームと同じなので、困るとすれば設置場所でしょうか。
電解コンデンサは電源を安定させる為の蓄電器で、音を出す為に必要な電力を瞬時に取り出せるように貯める場所と言う認識で良いかと。
そんなワケで300円スピーカーでも一通りの物が揃ってるアンプ部分なんですが、実際に鳴らしてみて物足りないのが「低音」でして、それをどうにかしたいと思って調べたら・・・同じ事を考える人が何人も居まして、これから先はその方々を参考にさせて頂きました。ただ、こちらで勝手にご紹介する訳にもいきませんので、この場では控えさせて頂く事をご了承下さい。
さて、今回アンプを改造するにも、その為の部品が必要となります。本当は新品を購入する方が良いのでしょうけど、相手は300円スピーカーw そこで、不要となったカーオーディオの部品を外して再利用しています。まぁ、一番良いのはオーディオアンプなんでしょうけどね。
この基板からは「電解コンデンサ」「整流ダイオード」等を取り出し「カーボン抵抗」や「錫メッキ銅線」は必要に応じて外しながら使っております。整流ダイオードやカーボン抵抗はすでにライトの改造で使っておりますが「錫メッキ銅線」はハンダで固定する事が出来るので、LED端子の足を伸ばしたり、端子間を繋げたりするのに役立つ物です。
まずは先程紹介した「電解コンデンサ」なんですが、容量を増やすと良いとの事だったので元の470μFから2200μFに交換します。ちなみに単位は「ミューファラッド」と呼び、この値は電気を貯めれる量を表します。ボルト数は耐電圧を表し、元が10vなので画像の16vでも問題ないと言う事です。
そして今回部品取りにしているこのカーオーディオの中で、一番容量が多いのがコレでしたw
なお、コンデンサにも色々と種類があるようなのですが・・・そこまで拘る程の改造でもないかと思います。
低音の改善として最も効果的なのは画像のC3C4の右側に付いてる「チップコンデンサ」の交換で、この場所はイヤホンジャックの線から最初に繋がっている所であり、この場所のコンデンサの事を「入力カップリングコンデンサ」とも言います。元々はアンプ保護の為に容量の少ない物が付いているのですが、少な過ぎて低音が出ないようになっているとの事なので、まずはココから交換していきます。ちなみに「チップコンデンサ」は電解コンデンサのチップ版なんですが、容量が明記されてないので計測しなければ何μFなのか分かりません。そこで、この改造と共に計測しているサイトを見つけましたので、それを丸パクリしようと言う魂胆ですw
丸パクリ第2弾はC1C2のチップコンデンサの交換です。
こちらの方はスピーカーへの出力側なのですが、C3C4と同様に絞られている容量を増やしてやる事で低音を出すと言う事になります。
ちなみに基板の「C」はコンデンサの略であり、隣りにある「R」は抵抗の略です。またCとRは1セットで使われている事が多いのですが、今回はC側の交換だけで良いとの事。まぁ本格的に拘る人はRの方も交換するとの事でしたがw
そして・・・別の人のサイトでは、ICチップ部にも改造を施す事で低音を強調する事が出来るとの事なので、思い切ってやってみました。
後は音とは関係ない所で、300円スピーカーには電源スイッチもなければ通電を示すLEDすらありません。USBを差し込んでON、抜いてOFFですw それなのに基板を見ると、逆さまになった「LED」に+-表記がありますね。実はコレ、コストダウンで省略されているんです。ただ、ここに繋ぐだけでは点灯せず、左にある「R8」つまり抵抗を入れないとならないワケです。電源はUSBなので5Vが流れると思いますので・・・LEDに見合う抵抗を付ければ良いと言う親切設計です。ただしそれは抵抗にチップを使う場合の話であって・・・自分は錫メッキ銅線でR8をバイパスさせ、LED側に抵抗を付けるようにしました。
それでは改造場所の説明を終えた所で、次からは実際に改造作業へと進んでいきます。とは言え、実はここからが大変な作業の連続でして・・・何気に2度ほど失敗しておりますw だから最終的には300円スピーカーを3つ購入し、完成したのは1個だけと言うコスパの悪さwww 同じように改造に失敗しないよう、自分の失敗から得た教訓も含めて、次のブログでは作業内容を紹介していきます。
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